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教務機構事務部 三原智幸

[2020年2月28日 更新  ]

Q1.私が「関西学院」を選んだ理由

“Mastery for Service”に共感し
それを理念とする組織に魅力を感じた

スクールモットー“Mastery for Service(奉仕のための練達)”に共感したからです。
私は学生時代にラグビーをしていました。ラグビーでは、「どんなに大きな相手が目の前に立ちはだかっても“仲間のため”に体を張ること」が求められます。私が“Mastery for Service”という言葉と出会った時、ラグビーに必要な精神と同じ“もの”を感じました。私はこのスクールモットーを「世界を少しでも良くするため、目の前にいる“誰かのため”に努力すること」と解釈していますが、そのような理念を持った組織に魅力を感じ、私も「Mastery for Service」の精神を持ち、「少しでも世の中に貢献したい」と思い、本学を選びました。

 

Q2.これが私の仕事です

学生や教職員、企業や地域、行政などが
一緒に学び合える場づくりを大切に

私は教務機構事務部のハンズオン・ラーニングセンター担当として働いています。本センターは、「キャンパスを出て、社会に学ぶ」をキーコンセプトに、企業や地域、行政、NPO・NGO等と連携し、主に①課題解決・企画提案型プロジェクト、②インターンシップ、③フィールドワークを中心とした学修プログラムを提供しています。その中で、私は以下の業務を担当しています(一部抜粋)

1) 履修登録や成績登録をするためのシステムの設定や処理
2) 開講科目の履修説明会の運営
3) 授業開講に向けて、企業・地域・行政等とのプログラム開発や運営
4) 実習や合宿での学生の引率

1)は例年行う重要な仕事の一つで、大量のデータを素早く、正確に処理する能力を必要とします。履修登録など、学生にとって“当たり前”のことをいかにミスなく提供するか、を意識し業務をしています。また、2)については、「学生が履修したい」と思える“仕掛け”を作っていくこと、3)や4)については、学生だけでなく、教員や職員、さらには連携する企業・地域・行政等が一緒になって学びあえる場をつくり出すことを大切にしながら、仕事をしています。

ハンズオン・ラーニングセンター関連ページへのリンク

 

Q3.私が「関西学院」でやりがいや面白さを感じるとき

“学びの仕掛け”がうまく働き
学生の学びのスイッチが変わる瞬間

私は、ハンズオン・ラーニング・プログラムを通して、学生の学びのスイッチが変わる瞬間に立ち会えた時にやりがいや面白さを感じます。本センターでは、「教職協働」という、教員だけでなく、職員もプログラムの中に入り込み、“学びの仕掛け”を作っていくスタイルでプログラムを運営しています。そこで、教職員の中で学生がプログラムを“受ける”というスタンスから、自らもプログラムを“作っていく”というスタンスに変える必要性を感じた時、私たち職員は、一つ一つの場面やタイミングを適切に認識し、職員としてどのようにその場面に入り込んでいくのか、また、その“仕掛け”を作っていくのかを考え、振る舞うことが求められます。
例えば、ある実習に引率者として参加した時、教員が課す課題が学生にとって大変難しいものであると感じたことがありました。私は、課題を課した教員と課された学生を俯瞰した立場に立ち、何か学生にできることはないかを考え、議論する場をつくりました。私は、その学生たちの個性やその場の雰囲気を考え、何気ない会話から課題に対しての考えや進捗状況を聴き、学生が難題に対してモチベーションを高められるような仕掛け作りを行いました。その結果、学生同士で授業内容について議論し始め、少しずつ授業に対して取り組む姿勢が変わったと感じた経験があります。
私は、この“学びの仕掛け”がうまく働いたと感じた時にやりがいや面白さを感じます。もちろん、失敗したと感じることや反省することも多いですが、「教育OSの刷新」を掲げて開設されたセンターとして、「今の日本の高等教育に一石を投じる」という覚悟を持って、挑戦できる環境はとてもやりがいがあります。

 

Q4.今後関西学院の職員として挑戦したいこと

“ハンズオンらしい”職員になることが
関西学院の財産につながる

本学を受験する人たちが「“○○”をするために関学に入りたい!」と思えるような、本学にしかない“何か”を生み出すことに挑戦したいです。まずは、ハンズオン・ラーニング・プログラムを履修した学生が社会の中で活躍し、「あの時、ハンズオンをやってよかった」と思えるプログラム作りや、状況に合わせて適切に学びの場をつくることができる“ハンズオンらしい”職員になることです。それがゆくゆくは本学の財産になり、日本の高等教育が変わるきっかけとなれば、教育機関に勤めるものとして、職員冥利に尽きると思います。そのためにも目の前にある仕事や学生に対して、ハンズオン・ラーニングセンターの職員として、どのように向き合っていくべきなのかを考えながら業務をしていきたいです。

採用_三原智幸さん本文下段

メッセージ

私は、本学の良さの一つに“多様性”を大切にしていることが挙げられると思います。今となっては、さまざまな国籍や信仰を持った人々がキャンパスの中で共に過ごしている風景や、レインボーウィークが開催されていることは、私たちにとって当たり前の光景ですが、実はこの“多様性”が本学のレジリエンスを高めているのではないかと思います。それは「一人ひとりの個性が発揮される時に、その組織が持つ最大限の力を発揮する」のではないかと思うのです。つまり、皆さん一人ひとりの個性がこの社会や組織にとって、とても重要な存在だということです。皆さんの中には、就職活動で思うようにいかないことや辛いこと(私も就職活動中に多くの企業から「お祈りメール」を受け取りました)があるかと思いますが、悲観することなく、自分自身の個性を大切に就職活動や残りの大学生活を悔いなく過ごしてほしいと思います。そして、できれば「“関西学院”で皆さんと一緒に働ければいいな」と思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

※各ページの掲載情報は取材時のものです。

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