法務課 角平 愛子さん
Q1.私が「関西学院」を選んだ理由
企業での採用担当の経験を
母校に還元したい
前職では企業で採用担当をしており、会社説明会や面接などで、母校である関西学院大学の学生と接する機会が多くありました。学生たちが、自分が働いている会社を志望してくれることは嬉しく、採用担当として関西学院大学の学生を採用したいと思う一方で、学生たちの個性や特徴またそれらを活かせる仕事や環境は様々であるため、学生が納得のいく進路選択ができるようにサポートしたいと思うようになりました。そこで、自分が採用担当として経験したことを生かして、母校に還元できる仕事をしたいと思い、転職を決意しました。
Q2.これが私の仕事です
学院の将来を左右する大きな改革に携わる
白熱する議論を目の当たりに
自分の役割の重要さを自覚
法務課の主な業務として、各種規程の制定・改廃の管理、契約書や法的文書のリーガルチェックなどがあります。また、学院内で生じる様々な問題に対し、法務課が窓口となり顧問弁護士に相談し、解決に臨んでいます。
現在の大きな仕事としては、2025年4月から私立学校法が大きく改正されることが決まり、その対応について検討することを目的に理事会の下に対応検討委員会が設置され、法務課はその事務局を担っています。単に法改正に対応するだけではなく、今回の法改正を関西学院が発展する絶好の機会と捉え、現行のガバナンス体制を見直し、変えてはいけないものは堅持しつつ、今の時代を踏まえた関西学院における意思決定機関のあるべき姿について検討を行ってきました。学院の将来を左右する大きな改革だからこそ、時間をかけて活発な議論を行い、そのたびに自分の役割の重要さを自覚するとともに、そのような議論の場に関われることにやりがいを感じています。
Q3.私が「関西学院」でやりがいや面白さを感じるとき
部署異動を成長の機会と前向きにとらえ、
経験を次のステップで生かす。
「専任事務職員」と一言でいっても、実際の業務は、企業でいう営業や企画、マーケティングのように事務職という枠にとらわれない幅広い業務を経験することができます。私自身、入職後はキャリアセンター、教務機構事務部、学長室と大学に関わる3つの部署を経験しましたが、企業訪問や定期試験実施における全学部の調整、大学行事の企画・運営等、様々な業務に携わってきました。
同じ大学部局でも仕事内容や役割は様々で、異動の度に新しい業務を経験しましたが、例えばキャリアセンター時代に教育懇談会で直接保護者の方から相談を受けた経験や教務機構事務部で全学科目を運営した経験が、学長室での教育懇談会の企画・実施や私立大学等経常費補助金獲得のための戦略立案に活かされました。どの業務も次の仕事に繋がる重要な経験だったと思っています。
2023年度から初めて法人部局である法務課に着任し、学院全体の部署との関わりも増え、視野も広がったと考えています。また高い専門性が求められる業務が多く不安もありますが、顧問弁護士と連携しながら、学院の各部署の事情に照らし法務課としての見解を伝えるように意識しています。そのような日々の業務の中で、これまでの様々な部署での経験が活きていることを改めて実感しています。
部署を異動して新しい業務を行うことは不安もありますが、次の経験に繋がる成長の機会だと信じて、前向きにとらえています。
Q4.私生活との両立について
海外での旅を通じて、
自分を磨き上げる
長期休暇には、海外へ出かけています。学生時代から海外に興味がありましたが、当時は部活動に熱中しており、あまり海外に行くことができませんでした。その反動もあり、社会人になってからは年に1回は海外に行っています。
最近は旅行から旅へシフトし、行き先だけ決めて、行ったことのない空港や国で乗り継ぐ搭乗便を選び、現地で出会った人に教えてもらった場所へ足を運び、その日の気分で次の滞在先を決めるなど、気の向くままに旅を楽しんでいます。ハプニングもたくさんありますがそれも旅の醍醐味だと思っていますし、ピンチの時はいつも誰かが助けてくれます。普段の生活ではできないような体験をして、見知らぬ土地で、自分で考えて、判断して、行動する。旅を通して成長していることを実感しますし、何より度胸と根性が備わったと思います。
Q5.今後関西学院の職員として挑戦したいこと
守りのコンプライアンスから
攻めのコンプライアンスへ
学院の安定運営のために、法務課としての役割を担う
法務課は2021年度に新設された部署で、2022年度からは新たに設置されたコンプライアンス推進室(コンプライアンス推進課、内部監査課、法務課)に移管され、学院の法務機能を担っています。守りのコンプライアンスから攻めのコンプライアンスを目標に掲げ、コンプライアンス推進室一体となって取り組んでいます。
学院や各学校における業務は多岐に渡っており、関係する法令も増えています。そのような状況の中で、可能な限りリスクを減らし、学院や学校の安定的な運営が継続されるように、法務課としてどのような関わりができるかを日々模索しています。学院のみなさんに信頼され、必要な存在であり続けられるような法務課を築き上げることが、今の私の目標です。
「関西学院」を目指す皆さんへメッセージ
私は、関西学院を卒業した学生・生徒たちに、将来胸を張って、世界に羽ばたいて欲しいと思っています。職員の仕事内容や学生・生徒への関わり方は部署によって様々ですが、私は常にこの気持ちを胸に抱いて業務に取り組んでいます。キャリアセンターや教務機構事務部での仕事を通して、学生のキラキラした表情や成長を目の当たりにしたことでそのような感情を抱きましたが、学生と直接的に関わる機会が少ない現在の部署で仕事をする上でも、その気持ちは変わっていません。 私自身が関西学院大学を卒業して何年も経った今でも思うように、卒業生には「関西学院に入学して良かった」と思って卒業して欲しいと願っていますし、そのために職員としてできることに全力で取り組みたいと思っています。このような同じ気持ちを持つ仲間と一緒に、今後の関西学院の未来を作っていけることを楽しみにしています。
※各ページの掲載情報は取材時のものです。