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国際連携機構事務部 星野 優

[2025年2月14日 更新  ]

才藤 魁

Q1.私が「関西学院」を選んだ理由

オリジナリティーがあり
国際教育に力を入れる学校へ

大学時代に米国とフィンランドに1年ずつ交換留学し、大学院ではフィンランドの教育制度について研究していたため、海外に関する興味関心や英語力を生かせる仕事に就きたいと考えていました。また大学院で研究の面白さに気づいたこともあり、新しい知見を生み出すような研究が進められている環境、高等教育機関に身を置きたいと思い、研究者という選択肢も含めて大学で働くことを検討しました。最終的には、職員として国際教育や国際交流に携われる道を目指そうと決め、オリジナリティーを持って新しい取り組みにも積極的な私立大学を軸に、生まれ育った関西圏で国際教育に力を入れている大学に注目した結果、関西学院への入職を決めました。

Q2.これが私の仕事です

カナダの4大学と協働で運営する
課題解決型のプログラムを担当

入職以来、関学生の海外派遣や留学生の受け入れ、海外の大学との連携協定締結など大学の国際化に取り組む国際連携機構事務部の国際連携課に所属しています。これまで本学学生を海外の協定校等に派遣する短期プログラムや交換留学プログラムの運営を経験し、昨年度からはカナダの4大学と共同運営する本学独自の国際教育プログラム「Cross-Cultural College(CCC)」の主担当を務めています。CCCは、企業から与えられたビジネス課題の解決に、カナダと日本の学生が協働するプログラムを複数提供しており、中には、カナダと日本の学生がペアとなり、英語でインターンシップ(就業体験)を行うものもあります。職員の業務としては、カナダ側の大学との運営に関する細かな協議はもちろん、セミナーやインターンシップに協力していただく企業・団体を探し交渉する業務もあります。カナダ開催のプログラムには、プログラムの実施運営のために学生の渡航に同行し、CCCプログラムに携わる教職員が、トロント大学で一堂に会する年1回の会議にも出席します。国内外の関係者との調整は複雑かつ煩雑なことも多くありますが、グローバルな視点を持ってモチベーション高く働く周囲の職員に刺激をいただきながら取り組んでいます。

星野 優

Q3.私が「関西学院」でやりがいや面白さを感じるとき

プログラムをやり遂げ
成長した学生の姿を見る喜び

上述のとおり、国内外・学内外の関係者との調整は、時には難航しますが、担当するプログラムが無事に終了し、学生から「参加してよかった」、企業や団体の方からも「得るものがあった」という感想を頂いた時には安堵します。プログラム実施前の不安そうな表情だった学生たちが、自主性・主体性を求められるプログラムを英語のみでやり遂げたことで、自信と達成感にあふれる姿を目の当たりにした時には、学生の学びを充実させることができたのだと実感します。このような成長した姿を見られることがやりがいにつながっています。またCCCプログラムのうちの1つである、Global Internship in Japanというプログラムは、学生の社会的・職業的自立に貢献した取り組みを表彰する「第7回キャリアデザインプログラムアワード」で文部科学大臣賞を受賞しました。さらには、CCCの修了証プログラムでは、「第2回オープンバッジ大賞」優秀賞(教育機関部門)を受賞しました。これらの学外アワードに対する申請にも、チームの中心として関わることができました。学外からも評価されているプログラムを持つ大学において、そのプログラムに直接関われていることは、建学当初から国際化に力を入れている関西学院に就職したからこそできた経験だと思っています。
さらに2024年は、アメリカで実施されたNAFSAと呼ばれる国際会議にも参加することができました。会議で世界中の協定校関係者とコミュニケーションをとることができ、本学の強みである世界中の多くの協定校(59ヵ国・地域※2024年3月現在)との強い繋がりを実感し、改めて所属部署が担う業務に対する責任を感じました。

星野 優

Q4.私生活との両立について

休暇は海外旅行でリフレッシュ

現在は、担当するプログラムの実施時期によって繁忙期とそうでない時期がはっきりとしており、メリハリのある生活ができています。繁忙期でなければ休暇も十分に取れるため、その時には海外に滞在をしてリフレッシュすることが多いです。特に最近はハワイを気に入っており、年に1回は長期滞在することを目標に日々の仕事を頑張っています。

Q5.今後関西学院の職員として挑戦したいこと

関西学院全体の国際化推進へ

国際連携機構事務部の職員として現在考えている課題と目標は、学生の海外派遣で中長期留学など上級者向けのプログラムへの参加学生を増やしていくこと、留学生の受け入れでは留学生の出身国・地域をさらに多様化するとともに、優秀な人材を戦略的に受け入れていくこと、そして国際共修の拡充が挙げられます。また、将来的なことでいえば、関西学院は幼稚園から大学院までを擁する総合学園ですので、大学にこだわるのではなく、どの学校に配属されたとしても、そこでの国際化に関する業務に携わることで関西学院全体の国際化に貢献したいと考えています。例えば、交換留学は早いうちから準備すれば比較的スムーズに実現できますので、関西学院大学に進学する予定の高校生が多数いる院内・継続校・提携校・系属校の高校生に向けた、留学促進の検討に携わることもその一つです。

「関西学院」を目指す皆さんへメッセージ

私は他大学・他大学院での学びを経て関西学院に新卒で入職しました。関西学院の伝統を重んじる文化や、その重要性を理解しつつ、異なるキャンパスで育んだ視点や経験をもって関西学院の強みや弱みを捉え、うまく融合を図っていければと考えています。また、職員の業務は想像する以上に幅が広く、興味関心を持っていることに近い分野の業務を見つけられることもあります。部署異動は“転職”ともいわれるくらい仕事の内容ががらりと変わることも多いですが、スクールモットー“Mastery for Service”を体現する世界市民を育成するというミッションは、どの部署でも変わりません。今後社会で活躍する人材を育てるという仕事は大きな責任を伴い、それだけにとてもやりがいがあります。学生の身近な社会人としての手本となりつつ、自分自身も成長させながら、本学のミッションに一緒に取り組んでいきましょう。

※各ページの掲載情報は取材時のものです。

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