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2025.09.03.

KGオールスターキャンプ2025を開催

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毎年夏恒例のKGオールスターキャンプ。オールスターキャンプは2010年に始まり(2020年~2022年はコロナ禍により不開催)、今年で13回目となります。代々参加する高校生から実行委員を募り、参加者自らが主体的に企画・運営を行う形で実施しています。今回は、関西学院高等部、関西学院千里国際高等部、啓明学院高等学校、帝塚山高等学校の4校の高校生75名と教職員が集い、7月23日に西宮上ケ原キャンパスでデイキャンプ、8月7日から8日の1泊2日を千刈キャンプで他校の生徒や先生との交流を楽しみました。

7月のデイキャンプは、千刈キャンプでの1泊2日の前に参加者同士が集える場所として、今年度初の取組みとして行いました。礼拝で始まり、普段チャペルに馴染みの少ない学校からの参加者もパイプオルガンや賛美歌の音色に耳を傾けました。その後、自己紹介や学校紹介を行った後、関西学院大学災害復興制度研究所とヒューマン・サービス支援室の協力を得て、羅主任研究員によるワークショップ「その時、私は?! 災害時に私達ができること」を実施。大規模災害を想定して、「その時、自分はどう行動するか」を考え、防災意識と共助の重要性を学びました。グループごとの意見交換では、「災害時にできることは炊き出しや泥かきをイメージしていたが、被災者の話を聞くこと、寄り添うことが復興の助けになることを学んだ」というコメントもありました。

千刈キャンプでは、7月のデイキャンプで既に仲良くなった参加者同士が「久しぶり!」と言って再会。ワークショップで学んだ内容を踏まえて、災害が起きる前にどんなことができるかをテーマにディスカッションを行いました。各グループは関西学院大学の学部で学べる内容について調べた上で、それぞれの学部が減災や災害復興にどのように役に立てるかについて検討し、ポスター発表を行いました。教育学部について検討したグループは、「子どもたちが伝える人になる防災教育」をテーマに、「防災を『教わるもの』から『伝えるもの』へ変える教育をすることで防災について子どもたちが次の世代に伝えることができるのではないか」と力強く語りました。

また、BBQや花火、すいか割り等、実行委員の「やりたい!」が詰まった夏らしいイベントも盛りだくさんで、忘れられない2日間となりました。

今回実行委員として参加した生徒は、「いかに参加者のことを考えて実現性のある企画を作るかということを考えることや、ハプニングの対応、臨機応変な思考、リーダーシップ、指示の通し方などを身につけることができました」と語りました。また、別の実行委員からは「楽しんでいる姿を見て人のために頑張ることの喜びを知ることができました」という声が聞かれました。

このキャンプの主宰者である中道基夫院長は、「このキャンプでの仲間との出会いや語らいを通じて、関西学院の“Mastery for Service”―自らを鍛え、その力を誰かのために用いるという生き方―を自分自身の中に見出してほしいと願っています」と語りました。

 

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