[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
初等部
2008年、関西学院初等部が設置され、3月29日開校式が行われた。
初代部長は磯貝曉成。
4月6日には、2年生、3年生、4月7日には1年生それぞれ90名の児童が、第1回入学式に臨んだ。
宝塚市の旧ファミリーランド跡地に建設された校舎は、地上3階、塔屋1階のスパニッシュ・ミッション・スタイルの外観で、「緑の木々に囲まれた校舎が児童に語りかける」をコンセプトにしている。
エントランスでは、スクールモットー“Mastery for Service”が刻まれたモニュメントが児童を迎える。
各教室には、教室と同じ面積のワークスペースが広がり、児童が自由に活動できるようになっている。
全ての普通教室に電子黒板とプロジェクターが設置されICT教育の充実が図られている。
両側のステンドグラスを通して柔らかな光が注ぐベーツチャペルでは、毎日全校児童による礼拝が行われており、パイプオルガンと子どもたちによる讃美歌が響いている。
グラウンドは全面人工芝で、中央には校章が描かれている。
敷地面積13,500.62㎡。
設計監修・管理は日本設計。
設計・施工は竹中工務店。
教育理念は、キリスト教主義に基づく全人教育。
“Mastery for Service”を児童に「社会と人のために自らを鍛える」という言葉で伝えている。
初等部で最も大切にしている聖句(初等部聖句)は、「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。
(ルカによる福音書2:40)」。
教育目標として、「キリスト教の教えに基づく、たくましい生き方(意志)」「豊かな情操と国際感覚を持った世界市民の育成(情操)」「真理を探究する、確かな基礎学力の育成(知性)」の3つを掲げている。
教育課程には、各教科の他に、「KGタイム」が位置付けられている。
KGタイムは、「こころの時間」「光の時間」「力の時間」「風の時間」の4つの時間で編成されている。
「こころの時間」では、キリスト教の教えを通して夢を育む心の成長を目指す。
全ての児童と教員が、毎朝チャペルに集い礼拝を守る。
讃美歌を歌い説教や感話を聴き、祈りを捧げる初等部で最も大切な時間である。
「光の時間」では、ネイティブ教員との触れ合いを通じ、英語力の向上を図る。
英語の音声やリズムに慣れ親しみ積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度を育成する。
また、英語を活用して人とコミュニケーションを取る際に必要なスキルの向上も目的としている。
「力の時間」は、分析し推論を重ねることで論理的な考え方を身に付けることを目的としている。
計算問題や文章問題に取り組み、数学的な考えをより進化させることが狙いである。
「風の時間」は、基本的な言語を学び、聴く力・表現力をつける時間である。
教員による読み聞かせなどを行い、全ての学習の基本となる聴く力を育てている。
主な学校行事として、花の日礼拝、阪急電車工場見学、体育祭、文化祭、マラソン大会、クリスマス礼拝などを行っている。
学校行事の中でも、特に交流活動と宿泊的行事は充実している。
カナディアン・アカデミーとの交流、関西学院の留学生との交流は、「光の時間」で身に付けたコミュニケーションスキルを活用する場となっている。
6年生になると全員が、C.J.L.ベーツ第4代院長の出身地カナダでホームステイするカナダ・コミュニケーション・ツアーに参加する。
現地のホーリーバーン小学校とは、姉妹校提携し交流を図っている。
日常生活と大きく異なる環境の中で、相手の思いを理解し自分の思いを伝えることの難しさと大切さを学ぶ7日間となっている。
2年生と4年生はリトリートキャンプに、3年生と5年生は自然体験キャンプに参加している。
関西学院のOB・OGや大学生のサポートも、初等部の特長である。
関西学院のOB・OGで構成するボランティア「スカイレンジャーズ」が毎日、通学路(宝塚駅・宝塚南口駅~初等部)を巡視している。
通学の安全はもちろん、通学マナーや初等部児童としての振る舞いを正す重要な役割を担っている。
また、「農業について生きた知識を学んでほしい」という関西学院同窓会の呼びかけにより「田植え体験」を行っている。
現役大学生との関わりも深く、その一つとして関西学院大学体育会の学生がスポーツを指導するKGSO(Kwansei Gakuin Sports Omnibus)を3年生から実施している。
チアリーダー、アメリカンフットボール、サッカー、ラクロス、ハンドボール、バスケットボール、フェンシング、ラグビー、体操などの各部が児童を直接指導している。
水上競技部は初等部が行う水泳教室で指導している。
2009年度以降、毎年1年生90名が入学し、11年度に1年生から6年生までの540名の児童と教員29名がそろった。
12年3月には、初めて卒業生を送り出し、そのほとんどが関西学院中学部に進学した。
12年4月には、関西学院初等部部長としてR.M.グル―ベル、初等部校長として福田靖弘が着任した。
【文献】関西学院初等部パンフレット
初代部長は磯貝曉成。
4月6日には、2年生、3年生、4月7日には1年生それぞれ90名の児童が、第1回入学式に臨んだ。
宝塚市の旧ファミリーランド跡地に建設された校舎は、地上3階、塔屋1階のスパニッシュ・ミッション・スタイルの外観で、「緑の木々に囲まれた校舎が児童に語りかける」をコンセプトにしている。
エントランスでは、スクールモットー“Mastery for Service”が刻まれたモニュメントが児童を迎える。
各教室には、教室と同じ面積のワークスペースが広がり、児童が自由に活動できるようになっている。
全ての普通教室に電子黒板とプロジェクターが設置されICT教育の充実が図られている。
両側のステンドグラスを通して柔らかな光が注ぐベーツチャペルでは、毎日全校児童による礼拝が行われており、パイプオルガンと子どもたちによる讃美歌が響いている。
グラウンドは全面人工芝で、中央には校章が描かれている。
敷地面積13,500.62㎡。
設計監修・管理は日本設計。
設計・施工は竹中工務店。
教育理念は、キリスト教主義に基づく全人教育。
“Mastery for Service”を児童に「社会と人のために自らを鍛える」という言葉で伝えている。
初等部で最も大切にしている聖句(初等部聖句)は、「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。
(ルカによる福音書2:40)」。
教育目標として、「キリスト教の教えに基づく、たくましい生き方(意志)」「豊かな情操と国際感覚を持った世界市民の育成(情操)」「真理を探究する、確かな基礎学力の育成(知性)」の3つを掲げている。
教育課程には、各教科の他に、「KGタイム」が位置付けられている。
KGタイムは、「こころの時間」「光の時間」「力の時間」「風の時間」の4つの時間で編成されている。
「こころの時間」では、キリスト教の教えを通して夢を育む心の成長を目指す。
全ての児童と教員が、毎朝チャペルに集い礼拝を守る。
讃美歌を歌い説教や感話を聴き、祈りを捧げる初等部で最も大切な時間である。
「光の時間」では、ネイティブ教員との触れ合いを通じ、英語力の向上を図る。
英語の音声やリズムに慣れ親しみ積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度を育成する。
また、英語を活用して人とコミュニケーションを取る際に必要なスキルの向上も目的としている。
「力の時間」は、分析し推論を重ねることで論理的な考え方を身に付けることを目的としている。
計算問題や文章問題に取り組み、数学的な考えをより進化させることが狙いである。
「風の時間」は、基本的な言語を学び、聴く力・表現力をつける時間である。
教員による読み聞かせなどを行い、全ての学習の基本となる聴く力を育てている。
主な学校行事として、花の日礼拝、阪急電車工場見学、体育祭、文化祭、マラソン大会、クリスマス礼拝などを行っている。
学校行事の中でも、特に交流活動と宿泊的行事は充実している。
カナディアン・アカデミーとの交流、関西学院の留学生との交流は、「光の時間」で身に付けたコミュニケーションスキルを活用する場となっている。
6年生になると全員が、C.J.L.ベーツ第4代院長の出身地カナダでホームステイするカナダ・コミュニケーション・ツアーに参加する。
現地のホーリーバーン小学校とは、姉妹校提携し交流を図っている。
日常生活と大きく異なる環境の中で、相手の思いを理解し自分の思いを伝えることの難しさと大切さを学ぶ7日間となっている。
2年生と4年生はリトリートキャンプに、3年生と5年生は自然体験キャンプに参加している。
関西学院のOB・OGや大学生のサポートも、初等部の特長である。
関西学院のOB・OGで構成するボランティア「スカイレンジャーズ」が毎日、通学路(宝塚駅・宝塚南口駅~初等部)を巡視している。
通学の安全はもちろん、通学マナーや初等部児童としての振る舞いを正す重要な役割を担っている。
また、「農業について生きた知識を学んでほしい」という関西学院同窓会の呼びかけにより「田植え体験」を行っている。
現役大学生との関わりも深く、その一つとして関西学院大学体育会の学生がスポーツを指導するKGSO(Kwansei Gakuin Sports Omnibus)を3年生から実施している。
チアリーダー、アメリカンフットボール、サッカー、ラクロス、ハンドボール、バスケットボール、フェンシング、ラグビー、体操などの各部が児童を直接指導している。
水上競技部は初等部が行う水泳教室で指導している。
2009年度以降、毎年1年生90名が入学し、11年度に1年生から6年生までの540名の児童と教員29名がそろった。
12年3月には、初めて卒業生を送り出し、そのほとんどが関西学院中学部に進学した。
12年4月には、関西学院初等部部長としてR.M.グル―ベル、初等部校長として福田靖弘が着任した。
【文献】関西学院初等部パンフレット