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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

総合体育館

 昭和30年代の関西学院の建築は、従来の建築様式であるスパニッシュ・ミッション・スタイルではなく、装飾を排した合理的・機能的なモダニズム建築が多く、1959年に大学の体育館として建設された総合体育館も例外ではなかった。

 延べ床面積は4,357.7㎡。
関西学院最初の体育館は創立70周年記念事業の一つとして建設され、1959年3月竣工、同年11月2日に竣工式が行われた。
1階には事務室、教員室、更衣室、拳法場、ボクシング場、相撲場、卓球場、レスリング場、2階には大フロアー・小フロアーなどが設けられ、60年2月体育館管理規程が定められた。

 その後、高等部の体育館であった木造平屋建ての雨天体操場や柔道場の老朽化、また、大学の式典、高等部の授業やクラブ活動、体育教員の研究など多目的に使用するため、1976年6月より大学体育館に併設して増築工事(1階に教員室、教室、更衣室、卓球場、剣道場、柔道場、2階には観覧席付のフロアー、トレーニングルーム、実験室、個人研究室など)が行われ、翌77年3月竣工。
延べ床面積合計8,853.57㎡の総合体育館として新しく誕生した。
また77年、グラウンドのナイター設備が設置され、その後計画的に増設された。
それに伴い、従来の総合体育館運営委員会とグラウンド運営委員会を統合した規程が78年2月に定められた。
79年3月28日大学卒業式が初めて体育館で行われた。

 1984年7月に新学生会館が竣工し、地階に造られた室内温水プールの管理を体育館で行うことになった。
同時に、体育館にあった拳法場、ボクシング場、相撲場が新学生会館武道棟に収容された。

 創立125周年記念建設事業の一環であるスポーツ環境整備関連施設の充実により、2015年2月に高等部体育館が竣工し、この総合体育館は大学専用の施設として同年12月に改修工事が完了する予定となっている。

【参照】Ⅱ 272,535
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