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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

創立111周年記念事業

 関西学院では、21世紀に向けての「強い関学・活力ある関学」の実現を目指し、創立111周年に当たる2000年にさまざまな記念事業が行われた。
21世紀に生きる関西学院の基本方針の宣言と建学の精神の現在的意義の見直し、将来構想策定の進展とその実践のために必要な事業への着手と位置づけを目指して、1995年に準備を開始し、96年12月に創立111周年記念事業推進委員会を発足させた。
委員会では「強い関学・活力ある関学を目指す」という基本理念に沿った記念事業計画の策定が行われた。

 記念事業は、①教育・研究事業、②社会的貢献事業、③建設事業、④同窓会事業、⑤記念行事を柱とし、その内容は以下のとおりである。

①教育・研究事業:社会学部社会福祉学科設置。
理学部の神戸三田キャンパス移転と理工学部への転換、学科増設。
言語コミュニケーション文化研究科など大学院の整備・充実。
K.G.ハブスクエア設置など。
②社会的貢献事業:生涯学習プログラムの整備・充実。
大学図書館の市民への公開。
学生・生徒の課外活動支援など。
③建設事業:関西学院会館、大学スポーツセンター、神戸三田キャンパスランバス記念礼拝堂、中学部新館の建設。
④同窓会事業:会員名簿の発行、会員証のカード化など。
⑤記念行事:21世紀につながる行事で、学生が参加できるものを視野において、教育・研究・調査、学生諸活動、学生諸行事(課外活動)、記念催事・記念行事、後援記念催事、同窓会記念行事企画などで、具体的には以下のような行事を催した。

 シンポジウム「アジアの若者はどこへ行くのか」、フォーラム「生命科学の世紀」、シンポジウム「留学生と異文化交流」、アジアからの留学生の意識調査、課外活動による社会貢献プログラムの実施、国際学生討論会「変わるニッポン、変わらないニッポン」、学生による大学ガイドブックの制作、カレッジソングの制作、メモリアル・リレー、サッカー部の対延世大学戦、アメリカンフットボール部の対プリンストン大学戦、早稲田・慶應・同志社・関西学院対校陸上競技大会など。
『関西学院事典』(2001年版)の刊行もこの記念行事の一つである。

 同時に行われた募金事業では、経済不況下にあったにもかかわらず、期日を前に目標額の20億円を超え、約22億円の寄付を受けた。
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