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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

創立125周年記念事業

 関西学院は2014年9月28日、創立125周年の創立記念日を迎えた。
10年3月26日開催の理事会で「関西学院創立125周年記念事業委員会」を設置し、記念事業委員会で記念事業計画と募金事業計画の大綱を決定した。
また、記念事業委員会に、事業推進委員会と募金推進委員会を置き、記念事業の企画と実行および募金活動の任に当たることとした。
さらに事業推進委員会のもとに必要に応じて実行委員会を、また募金推進委員会のもとに募金委員を置いて具体的な計画案を策定し、推進することになった。

 記念式典は2014年9月28日、記念事業期間は10年度から15年度、記念行事は13年度から14年度、記念事業募金期間は10年10月1日から15年9月30日まで行うこととした。
記念事業委員会事務局は法人部校友課が担当することとなった。

 スローガンは「輝く未来を創造する世界市民たれ。―Be World Citizens Creating a Bright Future―」。
学院では2009年度から18年度までの10年間をその期間とする「新基本構想」を策定し、学院のあるべき姿の実現に取り組み、長い歴史の中で共有してきたミッション(使命)とスクールモットー“Mastery for Service”の現代的意味を再確認し、10年間の到達目標(ビジョン)を実現するための施策を展開している。
その中間年にあたる14年に、創立125周年を迎える。
記念事業は「新基本構想」を推進することを目的として企画した。
「世界市民の具体像の“見える化”」と「“Mastery for Service”の浸透・実践の“見える化”」を行うことで、「新基本構想」の推進と、輝く未来を創造する世界市民の育成を図ることを目的とした。

 記念式典は、創立125周年記念日にあたる2014年9月28日に、記念建設事業として建設された中央講堂(創立125周年記念講堂)で開催した。

 記念事業の内容は以下のとおりである。
①記念国際交流・奨学事業(関西学院創立125周年記念世界市民グローバルフォーラム開催、グローバルリーダー育成奨学金創設)、②「関西学院ミッション浸透」提唱、③「サービス・アクティビティ・プログラム」展開、④「関学らしい研究」を促進する貴重資料の購入、⑤表彰制度「関西学院賞」創設、⑥「関西学院歴史出版物」作成、⑦関西学院大学博物館の開設、⑧関西学院ブランド戦略の周年事業における広報展開、⑨記念行事(学術行事・スポーツ行事・文化行事・学生行事・校友行事など)、⑩記念建設事業(中央講堂〈125周年記念講堂〉の建設、スポーツ環境整備関連施設の充実、大学学生厚生施設の充実、高中部教育環境整備関連施設の充実)。

 記念事業募金の目標額は50億円とし、募金対象事業を①中央講堂(125周年記念講堂)、②大学体育館、③高等部体育館、④記念国際交流・奨学事業などとして、2010年10月から期間5年間で募金活動に取り組んだ。
募金活動開始直後の11年3月11日の東日本大震災の発生を受け、募金受付は継続しながらも積極的な募金活動は一時見合わせた。
12年度からあらためて活動を再開し、厳しい社会情勢が続く中ではあるが、関西学院同窓会をはじめとする多くの学内外の協力を得て、募金活動を推進している。
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