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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

武田建

たけだけん

1932.1.19~

理事長、学長、社会学部教授。
東京都に生まれる。
1950年、関西学院高等部卒業後、関西学院短期大学英文科、大学文学部社会事業学科卒業、文学研究科教育学専攻修了後、北米に留学、トロント大学大学院社会福祉専攻卒業(M.S.W.)。
ミシガン州立大学大学院カウンセリング心理博士課程でPh.D.を取得。
1962年に関西学院社会学部専任講師に就任、助教授を経て、教授。
82年に社会学部長、85年には城崎進学長辞任のあと、学長事務取扱に就任、同年11月に学長に選任され、89年3月、北摂土地問題の円満な解決と学院の融和発展のために、久山康理事長・院長の5期目の任期満了に合わせて、任期を1年残して辞任した。
92年には理事長に選ばれ、2002年3月まで務めた。

 文部省大学設置・学校法人審議会委員、日本私立大学連盟常務理事、文部省学校法人運営調査委員、大学審議会委員、日本私立大学連合会委員などを歴任した。

 1944年入学の中学部でアメリカンフットボールを始め、中学部・高等部・大学でクォーターバックとして活躍した。
66年から10年間、大学のアメリカンフットボール部監督として、甲子園ボウルで7回の優勝を飾った。
78年からは高等部監督に就任、8年間に全国優勝を6回果たしている。
同時に日本のアメリカンフットボールの指導者として、また試合の解説者としても長く活躍してきた。
学長時代は、「大学の学長が甲子園ボウルの解説をした」と話題になった。

 著書には、専門のカウンセリング、社会福祉、臨床心理学関係があるほか、アメリカンフットボールの技術書や啓蒙書も多数執筆している。
1969年に関西スポーツ賞を受賞。

【参照】Ⅱ 504【文献】『社会学部紀要』(85)2000

武田建

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