[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
古典芸能研究部
戦後、関西の古典芸能が衰退する中、古典芸能について研究し、その伝統を復活させようと1950年に創部された。
当初の活動は、部員自ら舞台に立ち、舞踊公演を行ったり、当時窮地に立たされていた上方落語の復興のために、桂米朝ら多くの落語家に高座を提供するというものであった。
1960年に創部10周年を記念して部誌『こてん』が部員の手によって創刊され、以降活動の大きな柱となった。
こうした活動の中から、舞踏家の飛鳥流家元飛鳥峯王、落語作家の小佐田定雄、熊沢あかね、落語家の桂小米朝(現、5代目桂米團治)ら、古典芸能の世界でめざましい活躍を続ける卒業生が育った。
近年では、主に歌舞伎や文楽、能、狂言、落語などの鑑賞を行うことが主な活動となっている。