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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

高等部体育館

 関西学院創立125周年記念事業の一つとして、高等部棟の北側に建設される。
記念事業としてふさわしい建物とするため、建設会社数社のプロポーザル形式にて計画が決定した。
外観デザインは関西学院の伝統を踏襲したスパニッシュ・ミッション・スタイルとし、キャンパス内の調和を保ち歴史を継承していくことを意図している。

 内部は公式のバスケットコートを備えたメインアリーナ、柔道場、剣道場、卓球場の他、生徒や教職員の活動をサポートする講義室や研究室などから構成されており、2015年に男女共学化される高等部(認可申請中)の授業とクラブ活動に対応している。
地階にはトレーニングルーム、駐輪場を設け、クラブ活動の充実とキャンパス内の美観向上に寄与している。
1階のエントランスホールに展示空間を備え、スポーツ関係のトロフィー、賞状などの展示が可能である。

 技術面では、防音対策として内装仕上げでの吸音材の使用、音漏れ防止のための開口部の工夫など、周辺への音環境の配慮が行われている。
また、暑さ対策として、柔道場、剣道場、卓球室には空調設備を装備し、アリーナ部分には防音にも配慮したアクティブ換気とすることで、快適性とメンテナンス性を向上させている。

 鉄筋コンクリート造り(屋根は鉄骨造)、地下1階地上3階建て、延べ面積5,134.35㎡。
設計・施工共に大林組。
2015年2月竣工予定。

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