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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

同窓会

 同窓会の目的は、スクールモットーである “Mastery for Service"の理念を社会で実践し、かつ卒業生相互の親睦と母校の発展に寄与することである。
2014年3月現在、同窓会員数は21万人を超え、地域の支部は国内88、海外25の合計113支部を擁している。
また企業やゼミ・クラブなどの公認団体は135を数え、その活動や規模も年を追うごとに広がりをみせている。

 同窓会の確かな創立年月日は定かでない。
1898年12月発行の『関西学院同窓会報』によると、明治20年代に「院友会」なる組織があって、会報『正気』や『新星』が発行されていたと記されている。
同窓会組織の発展は、院友会時代(1891-98)、同窓懇親会時代(1898-1924)、同窓会聯盟時代(1924-38)、合同同窓会時代(1938-現在)の4期に分かれる。

 主な活動は、4月の総会、7月の留学生懇談会、11月のホームカミングデーなどがある。
さらに年2回(3月・9月)の会報『母校通信』の発行、会員データのメンテナンス、各支部や団体の諸行事支援、現役学生への支援や表彰を行っている。
1995年から年1回、在学生向けの冊子『ティエラ』を発行し、母校や同窓会への帰属意識を高めてきた。
98年秋よりクレジット機能をもった同窓会員証「関学カード」の発行を開始し、その利用還元金を現役生の奨学金に充てている。

 また関西学院は2009年から「新中期計画」をスタートした。
その一つの国際化の推進に伴う海外留学生の増加と合わせて国内企業への就職希望に対応するため、関西学院同窓会では留学生との懇談会の機会を利用して、06年からキャリアセンターと共同で就職セミナーを開催している。

 関西学院創立125周年にあたる2014年には、同窓会の記念総会を大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で実施したところ若い平成卒の卒業生とその家族を中心に約1万6,000名の参加のもと盛大に開催された。
他にも同窓会では記念事業の一つとして、「創立者W.R.ランバス博士の足跡を巡る旅」を3年にわたって企画し、ブラジル、アメリカ南部そして上海・蘇州の各地に赴き、ランバス博士の教育医療伝道の足跡を巡っている。
また、1979年以降途絶えていた「同窓会史」の編纂に着手し、2014年秋に発行の予定で進めている
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