[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
映画研究部
1924年、映画全盛時代の波にのり、清水節二が発起人となり映画研究会が創部された。
指導顧問に松沢兼人教授を迎え、発足当時の部員のほとんどは文学部の学生であった。
第1回上映会「映画の夕」が中央講堂で開催され、『嵐の国のテス』『巨人大望』を上映。
32年には機関誌『映光』がスタートし、学生の映画を見る眼を高めるべく合評会や座談会が頻繁に行われた。
このように、あふれる知性と行動力をつめ込んで動き出した映画研究会は、映画に対する世間の関心の浮き沈みに翻弄されながらも、戦後『関学ドキュメント』(1949)をはじめ多くの自主制作映画を作っている。
1995年の阪神・淡路大震災では所蔵フィルムの破損や活動記録の散逸といった被害を受けたが、その後21世紀の幕開けとともに機関誌『P.P.N.』の定期的な発行、合評会や上映会といった活動を行っている。