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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

石本雅男

いしもとまさお

1902.8.21~2003.7.30

旧制大学初代法学部長。
岡山市に生まれる。
旧制第六高等学校卒業後、京都帝国大学法学部に入学し、民法を専攻した。
1926年、卒業とともに同大学院に入学し、末川博のもとで債権法の研究に従事した。
31年、京都帝国大学法学部副手に任ぜられたが、翌年の滝川事件に際して末川らと行動をともにし、辞表を提出した。
当時、大学昇格を計画し、法文学部設置を進めていた関西学院は民法学担当の助教授として招聘した。
以後、田村徳治、中島重らとともに法学科の充実に努めた。
37年、教授に昇任、戦後の46年に旧制の法文学部が法学部と文学部に分離した際には、初代法学部長に選任された。
48年10月、法学部教授を辞職し、新設の大阪大学法経学部教授に就任した。
66年、大阪大学を定年退職、その後関西大学法学部教授、神戸学院大学法学部教授を歴任した。
民法、とくに不法行為論、損害賠償論の分野で特筆すべき業績を次々と発表し、学界で重きをなした。
84年には『無過失損害賠償責任原因論―ローマ法におけるCulpa levissimaの比較法学的研究』により日本学士院賞を受賞。
主要著作には『民事責任の研究』(1948)、『不法行為論』(1950)、『過失責任と無過失責任』(1950)、『ローマ法とゲルマン法―不法行為法』(1958)などがある。

【参照】Ⅱ 101,128【文献】『関西学院大学法学部五十年史』2000

石本雅男

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