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関西学院事典(増補改訂版)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]

ランバス記念礼拝堂

 関西学院創立70周年を記念して、宗教センター(現、吉岡記念館)東隣に位置して建設された。
当時在学中の学生の親であった阪本栄一からの寄付をもとに、スパニッシュ・ミッション・スタイルによる独立した礼拝堂として建設された。
内部は座席数150の礼拝堂と付属の牧師準備室からなっている。
1959年11月1日に献堂式が行われたが、当時82歳であったC.J.L.ベーツ元院長も出席している。
61年に在米の元学院宣教師たちの募金活動によってアメリカのシュリッカー社製パイプオルガンが設置されたが、老朽化により82年に現在のドイツ・オーバーリンガー社製のパイプオルガンに置き換えられている。
この礼拝堂は、院長・理事長・学長の就任式のほか毎週の学院のキリスト教行事、コンサート、また日曜日ごとに行われる卒業生のための結婚式などに広く用いられている。
鉄筋コンクリート造り、瓦葺き、平屋建て、延べ面積197㎡、設計はヴォーリズ建築事務所、施工は竹中工務店。

 なお創立111周年記念事業として神戸三田キャンパスに新しく建てられた独立の礼拝堂も「神戸三田キャンパスランバス記念礼拝堂」と命名され、2000年9月に竣工式が行われた。
1階の礼拝堂には120名、また30の補助席と2階のギャラリーの30席を加えると180名が収容できる。
この2階ギャラリーには2014年3月に閉館した関西学院千刈セミナーハウス、チャペルからカサバン社パイプオルガンが2006年に移設され、チャペルプログラムやコンサートなどに用いられている。
鉄筋コンクリート造り、地上2階建て、床面積438.93㎡、設計・監理は、日建設計、施工は竹中工務店・大林組・鹿島建設共同企業体。

【参照】Ⅱ 276,538

ランバス記念礼拝堂(上ケ原)

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